プロ野球オープン戦が盛り上がる3月。
いよいよ野球シーズンといったところですが、今回はオープン戦最下位球団について。
オープン戦最下位球団はペナントレースで、どのような順位になるのかを過去の成績から検証しました。
オープン戦で最下位に沈んでしまったチームのペナントレースは一体どうなったのでしょうか?
オープン戦最下位からの優勝は21世紀では2度
結論から言いますと、オープン戦で最下位だった球団がペナントレースで優勝する可能性はほぼないに等しいと言って、問題はないでしょう。
ただ、オープン戦最下位球団がペナントレースで優勝したことがないわけではありません。
その少ない例が2008年の巨人。
2008年の巨人はオープン戦で低迷し、最下位になりました。
シーズン開幕してからも、なかなか調子が上がらず、勝率5割を上回ったのが6月。
非常に苦しいスタートでした。
しかし、シーズン後半戦で一気に調子を上げ、9月には引き分けを挟んでの12連勝を記録。
大逆転優勝を果たしました。
2001年の近鉄もオープン戦最下位から優勝
2001年のオープン戦は近鉄が最下位になりました。
しかし、ペナントレースでは優勝!
いてまえ打線と呼ばれる圧倒的な破壊力をもつ打線が機能し、攻撃力で優勝を果たしました。
21世紀に入ってからはこの2チームがオープン戦最下位から優勝を果たしていますが、オープン戦最下位には深刻な問題がありました。
オープン戦最下位チームはほとんどがBクラス
オープン戦最下位チームとシーズンの成績をまとめました。
2017 巨人(4位)
2016 中日(6位)
オリックス(6位)
2015 広島(4位)
2014 ヤクルト(6位)
2013 中日(4位)
2012 阪神(5位)
2011 横浜(6位)
2010 横浜(6位)
2009 阪神(4位)
2008 巨人(1位)
2007 オリックス(6位)
2006 オリックス(5位)
2005 広島(6位)
2004 横浜(6位)
2003 オリックス(6位)
2002 オリックス(6位)
2001 近鉄(1位)
この成績から見ると、2001年〜現在までで、オープン戦最下位球団はほとんどがBクラスとなっています。
2001年に近鉄、2008年に巨人が優勝した以外は全ての年で、Bクラスとなっており、オープン戦最下位球団はシーズンでも低迷する確率がかなり高いことがわかります。
オープン戦最下位はペナントも最下位
オープン戦最下位チームのシーズン成績で、最も多いのが最下位。
前回紹介した
オープン戦優勝のジンクスはあるのか?ペナントとの関係を徹底分析!
という記事ではオープン戦の優勝チームがペナントで優勝した確率はそこそこあるものの、逆に、Bクラスに低迷しているケースもかなりあることをお伝えしました。
オープン戦優勝チームはシーズンで好不調両方あるものの、オープン戦最下位チームはそのほとんど(90%近く)がBクラスに沈んでいます。
そう考えると、オープン戦最下位は絶対的に避けたいところ。
オープン戦の順位とペナントレースの順位は関係ないと言いますが、最下位に限ってはかなりシーズンと関係していると考えられます。
オープン戦最下位からの優勝〜まとめ〜
オープン戦最下位から優勝した球団は存在します。
しかし、確率的にはオープン戦最下位球団がシーズンでも低迷してしまう確率の方が圧倒的に高く、オープン戦最下位になるのはいいことだとは言えません。
オープン戦とは言え、最下位だけは懸命に逃れるべきです!
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<結論>
①オープン戦で優勝しても、シーズンで低迷する場合はある。
②オープン戦最下位の場合は、ほぼBクラスに低迷。