3月はプロ野球オープン戦の季節。
毎年ペナントレースの準備段階として、オープン戦を戦うのですが、気になることが一つ。
オープン戦優勝はペナントレースと関係するのか?
ということです。
オープン戦優勝を果たしたチームはペナントレースでいい成績を収めるのか?はたまた、ジンクスがあったりするのか?
今回は過去に遡って、オープン戦1位のチームとペナントレースの関係を調査しました。
オープン戦優勝最大のジンクスは2017年に起こった
後ほど、過去10年のオープン戦優勝チームのシーズン成績を紹介しますが、ジンクスに関して、真っ先に挙げておかなければならないのが2017年シーズンです。
2017年のオープン戦は千葉ロッテが圧倒的な強さを発揮し、オープン戦13勝2敗3分。
圧倒的な強さで、オープン戦を制しました。
しかし、シーズンに入ると、一気に失速。
オープン戦好調だった新外国人ダフィー・パラデスの不振などが大きく響き、最終的には54勝83敗2分の最下位となってしまいました。
過去10年のオープン戦優勝チームとペナントの関係
過去10年のオープン戦優勝チームを振り返っていくと・・・
2017年 ロッテ(シーズン6位)
2016年 阪神(シーズン4位)
2015年 ソフトバンク(シーズン1位)
2014年 ソフトバンク(シーズン1位)
2013年 巨人(シーズン1位)
2012年 ヤクルト(シーズン3位)
2011年 阪神(シーズン4位)
2010年 日本ハム(シーズン4位)
2009年 ソフトバンク(シーズン3位)
2008年 埼玉西武(シーズン1位)
2007年 埼玉西武(シーズン5位)
2006年 埼玉西武(シーズン2位)
2005年 オリックス(シーズン4位)
2004年 日本ハム(シーズン3位)
2003年 中日(シーズン2位)
2002年 阪神(シーズン4位)
2001年 近鉄(シーズン1位)
となっています。
オープン戦1位のチームで、1番多いケースがオープン戦でも、シーズンでも優勝しているケース。
過去10年間で、オープン戦優勝チームが4度も優勝を果たしています。
一方で、オープン戦の優勝チームがBクラスに落ちてしまったケースもあり、過去10年で4度。
オープン戦で優勝すれば、シーズンでも優勝する確率が高いですが、Bクラスに落ちるチームも多く、オープン戦とペナントレースの関係は一概に明言することができません。
オープン戦優勝からシーズン最下位はロッテのみ
オープン戦で優勝したチームがBクラスに落ちてしまうことはありますが、最下位になってしまうのは極めて稀です。
2017年のロッテはかなりのレアケースですが、基本的にオープン戦で優勝すれば、ほとんどの確率で、最下位は免れることができます
オープン戦優勝のジンクス〜外国人活躍の場合危険か?〜
オープン戦優勝チームがBクラスに低迷してしまう原因は何なのか?
それを考えていくと、ある1つの仮説が誕生しました。
「それは外国人選手が活躍して、優勝したオープン戦は危険なのではないか?」
という仮説。
野球ファンの方なら、ご存知のように、オープン戦とシーズンで、外国人選手の成績がガラッと変わってしまうことはよくあることです。
オープン戦優勝しながら、Bクラスに沈んだ2017年のロッテと2016年の阪神の外国人選手を見てみると・・・
- ダフィー:打率.298
- パラデス:打率.304
- ゴメス:打率.321
外国人選手がオープン戦好調だと、どうしても主軸にその外国人選手を据えてしまいます。
そして、その外国人選手がシーズンに入って、不振なら・・・
チーム状態が悪くなってしまい、下位に落ちてしまっても不思議ではありません。
オープン戦優勝のジンクス〜ペナントの関係まとめ〜
オープン戦で、優勝した場合、シーズンでも優勝する確率はそこそこ高め。
しかしながら、Bクラスになる確率もあり、オープン戦の成績だけで、ジンクスを語ることはできませんが、外国人選手の活躍がシーズンに影響する可能性はあります。
外国人選手がオープン戦で活躍しすぎると、シーズンで苦戦する!?
かもしれません。