どうも、激アツプロ野球人です。
2018年シーズン。
野球のルールが大きく変わるかもしれません。
敬遠の時に4球投げる必要がない「敬遠申告制」の導入の見通しが立ち、2018年1月10日の規則委員会で、最終的に判断されることとなりました。
2018年シーズンから導入されるかは1月の規則委員会次第ですが、敬遠に対して大きなルール変更の流れができているのは間違いない模様。
今回は敬遠申告制と敬遠申告制以外にも、今後変更が予想される野球のルール変更についてまとめました。
敬遠申告制について
敬遠申告制はメジャーリーグで、すでに導入されている制度です。
敬遠の際は4球ボールを投げなければなりませんでしたが、敬遠申告制では投げずに敬遠することができます。
主に試合時間短縮が目的とされていますが、導入後のメジャーリーグの試合時間は短くなっていません。
時間短縮に関してはあまり効果がないと言えます。
私の見方:初見の人にわかりにくいルールは淘汰されていく
野球ファンなら、敬遠の際の空気感が好きだという意見が多いでしょう。
ただ、今後は野球観戦初心者がわかりづらいルールは淘汰されていく流れになると見ています。
敬遠に対する見方も・・・
- 野球ファン→敬遠している間の空気感が大事。
- 野球観戦初心者→どうせフォアボールなら、次の打者
この2つの考え方が両立する時、優先されるのは野球初心者。
今後、国際化が加速するであろう野球に、新規のファンを取り込むなら、試合時間の短縮とわかりやすいルールにすることが求められ、東京オリンピックまでにはルールを充実させたものにしなければなりません。
なので、野球観戦初心者にとって、理解されやすいルールになっていくはずです。
敬遠申告制以外にも変更される可能性があるルール
敬遠申告制以外にも、変更される可能性のあるルール変更をまとめました。
延長戦のルール
今の延長戦ルールも今後変更が予想されます。
現状、延長12回までになっていますが、今後はタイブレーク制の導入などが議論されていくでしょう。
投手交代の機械化
現在、投手交代は監督が審判に告げる形になっています。
しかし、バレーボールなどでは選手交代などがタブレット端末によって、行われています。
今後試合短縮の流れは更に加速していくはずなので、技術が整えば、タブレットによる選手交代やリクエスト(チャレンジ)の実施が行われるようになっていくとみています。
なぜ、それほど時間短縮なのか?
時間短縮がさかんに言われていますが、その理由は野球人気にあります。
情報が高速で動くようになった現代社会の中で、野球の競技時間の長さはデメリット。
私のように野球が好きで、ずっと見れる人なら問題ないですが、ライト層にとっては時間の長さはネックとなり、野球以外のスポーツやエンターテイメントにとっても大きな問題となっています。
今後の社会を考えていくと、少子高齢化で働く時間も増え、野球のために3時間取れる人はどんどん減少していくでしょう。
それに対する対応は野球界として、しっかり考えていかないといけないのは事実としてあります。
サッカーやバレーボールの試合時間は2時間ほどにまとまっており、その他のエンターテイメントと比べても、野球の試合時間は長め。
試合時間のコンパクト化は必要不可欠です。敬遠申告制が試合時間短縮に絶大な効果をもたらすとは思えませんが、試合時間短縮のための施策は絶対的に必要です。
敬遠申告制だけではない?野球ルール改変~まとめ~
敬遠申告制だけではなく、試合をコンパクトにできるかは野球にとって、大きな課題となっていくでしょう。
間合いを楽しむのも野球の醍醐味で、失いたくない部分ですが、1つのコンテンツに3時間も4時間も時間を費やせる人が減っていく現実としてあります。
今後の社会情勢や日本全体の行く末も見据えながら、野球というコンテンツを改革していくことが極めて重要となるでしょう。