野球人タケ的2019年日本シリーズ総括と巨人オフの補強策

2019年日本シリーズは4連敗に終わってしまった巨人。

私にとっては意外ではなかった。

というのも、2019年の巨人は簡単に4連敗するチームでもあれば、意味不明な勝ち方をしてしまうチームでもあったからだ。

マジックが点灯してもなお、簡単に大型連敗してしまうチームでもあり、連敗を脱出した瞬間に一気に勝ち出すような不安定なチームが2019年の巨人。

その悪い部分が日本シリーズで出てしまった。

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日本シリーズ2019総括

まずは2019年の日本シリーズ総括から。

巨人の4連敗に終わったが、基本的には初戦が痛かった。

初戦に負けたのが痛いというよりは初戦の負け方が痛すぎたということだ。

初戦のグラシアルの逆転ホームランが全て

日本シリーズの初戦は阿部が先制ホームランを打ったが、その後すぐに逆転されてしまった。

それがかなり大きなウエイトを占めている。

これはただ単に勝ち負けだけではない重要さを持っていて、

  • リードを保って終盤を迎える
  • 初戦なので勝ちパターンを次々と放り込んでこない
  • 負けパターンのピッチャーが出てきて、精神的にも楽
  • ジャイアンツのバッターのヒットが増えて、次戦に生きる

初戦でヒットを打つバッターが増えていたかもしれないが、すぐに逆転されてしまいノーヒットのバッターが続出した。

結果的に、調子を掴むのに時間が掛かってしまい、そのまま4連敗するに至った。

若さの差は大きい

山本・重信・若林・増田と今年出てきた若手はほとんどがミスをし、いい結果を出すことができなかった。

しかし、これは経験不足が全てだ。

ソフトバンクも今年出てきた周東が第4戦でびっくりするような走塁死をしているが、それも経験値によるものが多い。

ソフトバンクの若手野手は周東ぐらいのものだったが、巨人には経験のない若手の割合が多く、その分ミスが続出した。

バッティングは調子によるところが大きいが、守備面でのミスは経験の差がもろに出た形だ。

巨人の2019年シーズンオフの補強案

まず先に言っておかないといけないのは、巨人は後半戦だけで見るとセ・リーグ5位の成績だったということである。

優勝したことで全てが置き去りにされている感があるが、後半戦の成績は借金4の5位。

ヤクルトの次に成績が悪かった。

ヤクルトは後半戦借金9であり、ヤクルトと2.5ゲーム差。

このような現状であることを理解した上で、補強案へと目を移していく。

外国人補強

必要な外国人は以下の通りだ。

  • ファーストとライトができる外国人(できれば左打者)
  • リリーフピッチャー複数名
  • 先発ピッチャー1名

野手の外国人は基本的にゲレーロともう1人という構図にしたい。

一方の投手はそれなりの補強が必要で、C.C.メルセデスとデラロサに加えて、複数名の投手が欲しいところだ。

左の先発要員

左の先発が巨人には不足している。

来シーズンの先発で見ると髙橋優貴と今村しか見当たらず、2020年シーズンに左の先発を増やしたいと考えるなら、田口の先発転向と左の外国人補強となる。

大江などがブレイクする可能性もなくはないが、計算はできない。

先ほども述べたが、左の先発は外国人で補強することを念頭に置く。

FA補強について

FA補強はまたFA宣言をした選手が公表されてから、詳細を述べていきたいが、欲しいのは野手では鈴木大地になる。

投手はぶっちゃけFA宣言をした選手は基本的に欲しいので、宣言した選手を見ないとわからない。

鈴木大地を欲しいと考えた理由は巨人の弱点であるセカンド・ファースト・レフトを網羅的に守れること。

セカンド守備に関しては正直上手いとは言えず、若林や田中俊などとそれほど代わりないが、安定した打撃と怪我に強い体がある。

セカンドは吉川尚輝に期待していてが、怪我で完全に白紙になってしまったことが痛かった。

2020年シーズン巨人の1軍構想

2020年に関しては阿部が引退することにより、代打とファーストの戦力が落ちる。

その上で2020年シーズンのレギュラー構成を以下のように考えてみた。

  • キャッチャー:併用が続く(大城も含め)
  • ファースト:大城・岡本・新外国人
  • セカンド:吉川・田中・若林を軸にFA選手の動向次第
  • サード:岡本が軸
  • ショート:坂本
  • レフト:ゲレーロ
  • センター:丸
  • ライト:亀井か陽岱鋼か新外国人

左の代打が手薄になったので、代打枠を亀井か新外国人で担って欲しいところ。

今季一軍を経験した山下航汰などの成長も期待したいところだ。

巨人はセカンドが打てば勝てる形になっている

今年の巨人が最も強かった時期を思い出して頂きたい。

巨人が強かったのは

  • 開幕直後の6連勝
  • 交流戦から7月上旬

この2つであり、それ以外の時期は勝率5割ないぐらいの成績である。

この好調期間で良かったのがセカンドの選手の成績だ。

開幕直後は吉川尚輝が大爆発していて、打率も4割ほどあり、交流戦から7月上旬は若林の打率が3割台後半あった。

交流戦に関しては坂本が絶不調であったにも関わらず、打線はそこそこ打てていた。

それは若林の活躍が大きい。

2019年のシーズン成績を見てみると、セカンドの選手の打撃成績とチームの成績が見事に一致している。

結論:最優先は打てるセカンドと投手陣強化

いろんな補強を書いてきたが、打てるセカンドがいるとかなり巨人の成績は上がる。

現有戦力のさらなる成長を待つか、補強するかだがFAで鈴木大地を獲得して、セカンド起用を視野に入れたい。

守備面はあまり期待できないが打線の強化にはなるだろう。

また、投手陣は左の先発強化とリリーフ強化は急務だ。

外国人投手の補強は2020年シーズンに向けて、絶対的に必要だろう。

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