2018年も巨人は弱い戦いを続けている。
2017年にBクラスになって、2018年は反転攻勢かと期待された。
選手個々はいい成績を叩き出している選手も多く、ルーキー選手の活躍は目を見張るものがある。
岡本和真も覚醒した。
にも関わらず、2018年の巨人は低迷している。
その原因は一つしかない。
巨人が弱いのは選手個々の成績なのか?
選手個々に成績を見ていくと、誤算と嬉しい誤算がある。
嬉しい誤算は若い選手たちの活躍だ。
主軸となった岡本和真は開幕から好成績をキープしているし、ルーキー野手の活躍も著しい。
この点は嬉しい誤算だろう。
一方、残念な誤算は外国人選手が期待通りの活躍をできていないことにある。
ただ、マギーは復調気配なので、そこに期待したいところだ。
セ・リーグ他球団と比べても決して悪くない
スタメン野手の成績を見ると、概ね打率.250を超えている。
吉川尚輝が2割台前半、小林誠司が.230前後で推移しているが、それ以外の選手の成績はそんなに悪くない。
個人成績だけ言えば、他の球団に負けるほどでは決してない。
他球団のスタメンと比べても、カープには劣るが、その他の球団とは遜色ない。
むしろ勝っている。
各球団のスタメンオーダーを見比べて欲しい。
巨人の選手の数値はかなりいい部類だ。
チーム各種成績(6月29日現在)とチーム成績
2018年の各種指標は以下の通りだ。
[aside type=”yellow”]チーム防御率 3.94(リーグ3位)
チーム打率 .263(リーグ1位)
得点:317(リーグ2位)
失点:291(リーグ3位)
全ての数字において悪くない。
失点のリーグ3位も試合数を多く消化しながらの数字で、試合数が同数ならば、リーグ2位といってもいい数字だ。(リーグ2位のDeNAは2試合少なく、失点は3少ない)
得点も多い。
接戦で点が取れないという意見はあるにしても、これだけの得点数を誇っていながら、失点も防いでいながら、勝てていないというは甚だおかしい。
守護神カミネロも最近はセーブ失敗があり、今後の起用は不透明だが、少なくとも交流戦最後のロッテ戦まではセーブ失敗はなかった。
今後の配置転換は仕方ないとしても、ここまでの戦いで負けに繋がったのは2敗のみで、低迷の大きな原因になったとは考えにくいし、マシソンや澤村も安定感抜群とはでは言えないが、他球団の中継ぎピッチャーに引けを取らない数字を残している。
各種チーム成績が順位に反映されないのは全て首脳陣の責任
チーム打率最下位、チーム防御率最下位。
これで順位が最下位なのであれば、仕方がない。
しかし、チーム打率や得点・失点数が上位なのにも関わらず、下位に低迷してしまっているのは首脳陣の責任と言わざるを得ないだろう。
普通の首脳陣なら、もう少し成績を残せるはずだ。
優勝争いをしているとは言わない。
ただ、貯金を少し作れるあたりにはいるはずだ。
今年のセ・リーグで言えば、今のヤクルトぐらいの位置にいないとおかしい各種チーム指標であるはずなのに、チームは低迷している。
ここまで噛み合わせを悪くするのは首脳陣のトータルマネジメントが悪いからだと言わざるを得ない。
もはや、それ以外に原因はない。
2018年オフ監督首脳陣の退陣を強く願う
去年から言っていることだが、2018年シーズン終了時での首脳陣退任を願う。
Bクラスになった場合は退任しやすいだろうが、Aクラスでも同様だ。
私が首脳陣に求めるのは各種チーム指標と順位の相関関係だ。
選手がほぼ全員低迷していて、リーグ6位なのであれば、監督の責任にするのは少しかわいそうな面もある。
しかし、今年の巨人はチーム指標はいい。(去年もだが)
それを活かすのは首脳陣でしかないが、活かせていないのであれば、退陣が必須だろう。
まとめ:選手の成績にチーム順位が見合っていない
選手がそれなりの成績を残しているにも関わらず、チーム順位が見合っていないのは本当に大きな問題だ。
それは2017年から起こっている。
2017年もマイコラス・菅野・田口があれだけの成績を残し、中継ぎ陣も成績は悪くない。
野手も小林以外は基本的に2割5分を下回るような選手もおらず、4位。
2018年も同じく。低迷
これではどうしようもないので、2019年は新しい指導者のもと、強い巨人を取り戻してもらいたい。
優勝できるだけの選手はいる。