どうも、激アツプロ野球人です。
今回は人的補償について。
巨人は人的補償で移籍する選手が毎年のように出てきています。
2017年に流出したのは高木勇人。
その前の年には山口俊の人的補償で、平良が流出。
さらに、その前には相川の人的補償で、奥村が流出しました。
巨人の人的補償流出・・・これまでを振り返っていきます。
現実問題、人的補償放出選手の方が活躍する可能性は極めて低い
人的補償で放出される選手は今後の伸びしろなどを期待され、FAした選手は最初からかなり高いレベルでの活躍を期待されています。
なので、FA選手に対するハードルは高め。
活躍しなければ、かなり厳しい評価が下ります。
そんな状況ですが、実際に過去の巨人の人的補償を振り返ると、FA選手より活躍したという例はほとんどありません。
一岡以外の人的補償
人的補償選手がFA選手より活躍した例を探すのは極めて難しい。
過去のFAを見てみても、村田修一の人的補償藤井秀悟。
片岡治大の人的補償脇谷亮太、豊田清の人的補償江藤智など、FA選手の方が成績は残しています。
奥村や平良はまだ若手なので、この先どうなるかはわかりませんが、今現在人的補償選手の方が活躍してるといえるのは一岡ぐらいです。
一岡の活躍は確かにインパクトはありますが、人的補償選手の方が活躍する確率はかなり低いのが現状です。
確率で見るしかない
結局、完全な正解はありません。
なので、確率という数字に頼るしか方法はありません。
数字に頼るとするならば、補強した方が勝ちには近づきます。
成績のいい選手が加入する方が勝つ確率は高まります。
補強頼りはダメだが、優勝回数が多いという事実もある
ここ最近は広島の優勝回数が多いのは事実。
しかし、結局のところFA制度が始まってからのトータルで見ると、補強したチームの方が優勝回数が多いというの事実です。
直近3年を見れば、確かに強くはないでしょう。
ただ、トータルで見た時にお金と補強をしたチームの方が優勝する確率は高いのです。
ファン心理か優勝か
優勝するのに最も近い方法は補強。
これはここ20年ほどのプロ野球を見て頂ければわかる通りです。
村田・杉内・ホールトンを獲得した2012年は大型補強と言われながら、日本一を果たしました。
ラミレス・グライシンガー・クルーンを獲得した2008年はリーグ優勝を果たしました。
小久保・ローズを補強した2004年は3位。
そして、2000年以降ではセ・リーグ最多の8回の優勝を果たしています。
ファン的には若い選手の台頭を待ちたいところですが、優勝するなら、補強が最善手なのです。
育成で優勝するには10年間我慢が必要な時もある
よく今年は育成の年にして、「来年は・・・」という意見を見かけますが、そんなものではありません。
まず1年育成の年にして、その次の年に飛躍してくれるケースは稀です。
全く試合に使わないよりは成長するのは当然ですが、1軍レギュラークラスが次々と育つわけではありません。
育成で勝つというのなら、5年間我慢して育成して、10年後に優勝しようというぐらいの覚悟が必要なのです。
広島カープも優勝するまでに25年という月日がかかっています。
広島カープの育成力を評価する本などが並び、実際に育成力は凄いと思いますが、優勝するまでに途方もない時間を費やしているのです。
巨人ファンがそれを許容してくれるとは思いません。
本当に若手を育てて優勝したいと言うのなら、今年は我慢して来年という甘い考えは捨て、5年~10年スパンで考えていかなければならないと思います。
人的補償の方が活躍する確率は少ない~まとめ~
人的補償で移籍した選手は若い選手もいて、ロマンはあります。
しかし、現実過去を見ると人的補償の選手の方が活躍するなんていう確率は低い。
高年俸なのに・・・という方もいますが、FA選手なら、グッズなどでそれなりに費用回収できることを考えれば、それほど痛手はないでしょう。
補強ばかりするのは確かに気が引けますが、補強するのが優勝を最も多くする方法であることもまた事実。
2014年も大竹の補強によって、夏場を乗り切り、優勝できた側面があるので、野上の補強もそのようになることを期待します。