セ・リーグのクライマックスシリーズが終わりました。
王者広島が敗れ、3位のDeNAが日本シリーズに進出!
下剋上が起こりました。
そんなCSですが、セ・リーグでは優勝チームが敗れるケースが2度。
現行制度の下では2度目の出来事となりました。
個人的にこの回数は若干多いと思います。
そこで、今回はCS新制度について考えました。
広島カープCS敗退で考える新制度の考え方
2、3年ほど前から、1位チームのアドバンテージが少ないのではないかと考えるようになりました。
やはり、143試合(2017年)を戦い抜き、優勝した球団は重んじたいところです。
CS新制度の考え方をまとめました。
CS自体は続行
リーグ優勝チームが日本シリーズを戦うべきだという意見には同感です。
しかし、CS自体をなくしてしまうと、収益の問題がどうしても出てきます。
2017年シーズンのセ・リーグの場合、CSがなければ、8月以降の試合はほぼ消化試合と化していたはずです。(阪神だけは辛うじて消化試合ではなかった)
となれば、全球団あわせて、100試合ほどは消化試合になってしまい、収益的にかなりのマイナスになってしまいます。
CS自体は継続の方向です。
下位球団のCS突破率を5%に
CS新制度では下位球団の突破率を5%にしたいと考えています。
5%ならば、計算上20年に1回下剋上が起こる計算となり、それぐらいの割合であれば、下剋上もありと考えます。
クライマックスシリーズ(CS)新制度概要
主な新制度案
新制度の概要をまとめました。
- ファーストステージはこれまでと同様、2位球団の本拠地で、3試合制
- CSファイナル1勝アドバンテージ。1位本拠地で全試合行う
- ゲーム差1につき、1点のアドバンテージを首位チームに与える
- 点数のアドバンテージの配分は首位チームが全て決めることができる
主な変更点は首位のチームに点数のアドバンテージを追加するというもの。
2位と6ゲーム差が空いていた場合、首位チームに6点のアドバンテージが与えられ、それを6試合に配分することができます。
6試合ともに、スコア1‐0からスタートするもよし、初戦と2戦目だけ3‐0でスタートするもよし。
試合開始時に点差をつけるというのが新たなアドバンテージのルールです。
新制度の長所
新制度の長所は
- 首位チームがさらに優位になるということ。
- 基本的に首位チームが日本シリーズを戦うべき+CSは収益的にも外せないという点を現行制度以上に両立できる。
- アドバンテージ2勝にすると、行う試合数が減ってしまうが、このアドバンテージだと試合数自体は減らない。
- ゲーム差をアドバンテージに反映できる
といったところです。
新制度の短所
試合開始時から点数がついていると、その試合の価値が下がってしまいます。
5‐0からスタートとなれば、その試合の決着はほぼ見えます。
CS新制度の細かい修正できそうな点
ゲーム差で、アドバンテージを与えるというのが本システムの基本的な考え方。
1ゲーム1点とするのか、2ゲームで1点とするのか等が修正できそうな点ですが、1勝のアドバンテージ+ゲーム差による点数アドバンテージという根本の考え方は変わりません。
クライマックスシリーズカープ敗退による新制度~まとめ~
クライマックスシリーズ現行制度での首位チーム敗退は2014年の巨人と2017年のカープの2例目です。
10年で2度が若干多い印象で、最終戦までもつれ込んだケースもあります。
ペナントレースの優勝のアドバンテージがもう少し大きくてもいいうのが率直な感想です。
※ ただ、今回のDeNAの戦いぶりは見事!そこは否定しません!