「若手野手がなかなか育たないのは、原前監督が若手を使わなかったから」
なんていう意見があるらしいですね。
その意見に対しては、賛否両論あるんでしょうが、大事なのは・・・
「本当にそうなのか?果たしてそうではないのか?」
ではないかということで、今回は2015年に遡って、本当に若手を使ってなかったのかを考えて見ました。
若手を起用するの定義は?
まずこの話を始める前に、気になるのは
「どこからが若手を起用したことになり、どこまでが若手を起用していないことになるのか?」
です。
スタメンに4〜5人若手がいれば、若手を使ったことになるのか、1人でも使ったことになるのか?はたまた数では語れないところなのか?
その辺りがとても不明瞭です。
私個人としては、スタメンに二人レギュラーになっていない若手が入っていれば、基本的には若手起用だと思っています。
2015年9月の優勝争いでの巨人スタメン
2015年9月は優勝争いの真っ只中。
結果的には2位になってしまいましたが、首位ヤクルトとの決戦もありました。
勝てばゲーム差がなくなり、負ければヤクルトにマジックが点灯するという中で行われた試合。
その試合での巨人スタメンを振り返ると・・・
9月26日ヤクルト戦でのスタメン
1(中)立岡
2(二)片岡
3(遊)坂本
4(一)阿部
5(右)長野
6(左)亀井
7(三)岡本
8(捕)小林
9(投)高木勇
9月27日ヤクルト戦のスタメン
1(中)立岡
2(二)片岡
3(遊)坂本
4(一)阿部
5(右)長野
6(左)大田
7(三)岡本
8(捕)小林
9(投)菅野
2試合のスタメンから思うこと
この2試合のスタメンを見て思うこと・・・
めっちゃ若手起用じゃない!?
です。
別に若手だから、起用したとかではないはずです。なぜなら、ヤクルト戦の初戦までは2ゲーム差の2位。2連勝すれば、ゲーム差はなくなります。
そんな重要な試合で、若手重視とかそんなことは言ってられません。
しかし、そんな状況下でも、1番立岡・6番大田・7番岡本・8番はまだレギュラーキャッチャーではなかった小林。
これは若手を起用していないと果たして言えるのでしょうか?
若手起用を提言する人は阿部を外さないと気が済まない
阿部の打率とホームラン数が下がってきて、だいぶ時が経ちます。
2013年に30本塁打をクリアして以降、ホームランの数は減少し、今では年間15本打てるか打てないかという数字になっています。
確かに物足りません。
しかし、それ以上打つ人がいなければ仕方がないのです。
打つ人がいれば、もうすでに起用されているでしょう。
原監督が若手を起用しなかったから・・・と意見する人の言葉はもう聞かない
別に原監督が大好きとかではないんですが、2015年のスタメンデータを見直すと、若手を使っていないとは言い切れません。
現に高卒1年目の岡本も出場してますし、当時若手のホープ的存在だった立岡もずっと試合に出続けています。
キャッチャーは小林とたまに加藤。
2015年は村田や阿部が不振で、その代わりに誰かを使えという声がありましたが、「若手を使わなかった」という意見は・・・まぁ解せないですね。
2015年のペナントレースで最も重要な試合だった上記2試合のスタメンを見て頂ければ、わかることと思います。
とりあえず、私の結論としては・・・原監督はある程度若手を使っていたということです。
選手自らが頑張れ!!