プロ野球中4日の成績を徹底分析!日ハム導入?巨人失速の原因か?

中4日ローテーションは投手陣が疲弊する?

日本のプロ野球では中6日が基本となっていますが、中4日による実際の影響はどうなのでしょうか?

2021年の巨人中4日の事例を中心に、日本ハムの中4日導入に関することをまとめていきます。

日本で中4日が中心になるなんてことはあるのでしょうか?

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中4日の先発ローテーションをBIGBOSS(新庄剛志)日本ハムが導入

2022年4月BIGBOSSが中4日を導入する構想を発表。

中4日に関しては様々な意見がある中での採用となり、注目を集めています。

  • 中4日で投手が疲弊する
  • 先発陣崩壊!

などという批判もある中で、中6日で100球投げれないのは投球数が少なくなり過ぎるとという批判もあります。

一体どんな結果になるのか注視していきたいところです。

プロ野球中4日の成績を分析〜巨人大失速の原因なのか?〜

プロ野球中4日の成績を分析します。

2021年後半戦に巨人が5人のローテで回し、失速を批判されました。

その事例をもとに中4日を見ていきます。

2021年巨人後半の中4日分析

2021年後半戦の巨人は5人の先発ローテを編成し、中4日もありました。

その期間に大失速したため、間隔を詰めたローテーションが失速の原因とされることも多かったですが、実際にどんな防御率だったかを見ていきます。

日付投手投球内容
8月22日髙橋優貴5.0回99球四死球4三振3自責点4
9月5日メルセデス5回69球 四死球1三振2自責点0
9月12日菅野智之7回95球 四死球2三振6自責点1
9月26日山口俊2.2回70球 四死球4三振3自責点1
10月3日戸郷翔征5回81球 四死球2三振7自責点3
10月10日髙橋優貴4.1回75球 四死球3三振0自責点3
中4日トータル24回 平均81.5球 自責点12 防御率4.5

自責点は1回の登板で大きく左右されるので、値としての信頼性はありませんが、平均81.5球というのが気になるところ。

「中4日で投球数は少なくなる」ので、リリーフ陣への負担は避けられないと言っていいでしょう。

なお、登板間隔の直前1週間の投球は下記のとおり。

メルセデス4回101球 四死球2三振8自責点4
菅野智之8回108球 四死球1三振8自責点0
山口俊7回111球四死球3三振7自責点0(失点1)
戸郷翔征6.1回92球四死球1三振6自責点5
髙橋優貴6回100球四死球2三振4自責点2

なお、2021年の1試合平均投球数は下記となっています。(全試合先発で登板したピッチャーのみ)

投手名球数
戸郷翔征26試合2584球 1試合平均99.38球
髙橋優貴27試合2383球 1試合平均88.26球
菅野智之19試合1766球 1試合平均92.95球
メルセデス17試合1475球 1試合平均86.76球
山口俊15試合1349球 1試合平均89.93球

中4日平均が81球だと考えると約10球近く少なくなる計算です。

使うリリーフの枚数が1枚程度増えることが想定できます。

巨人先発5枚ローテ導入後の平均失点

9月に先発5枚ローテを導入してからの失点数をまとめました。(中6日ローテで臨んだ9月最初の数試合は対象外)

  • 9月:4.24点
  • 10月:4.28点

2021年年間の平均失点は3.78点ですから、0.5点ほど悪化していることがわかります。

失速の原因を一概に投手だけに求められません。

ただ、失点は増えています。

2021年の中4日事例

日付投手投球内容
5月30日戸郷翔征5.0回88球四死球2三振5自責点2
7月9日秋山拓己6回81球四死球0三振5自責点1(降雨コールド)

まとめ〜日本ハムの中4日事例など今後を注視

中4日ローテーションを実行するようなので、実際にどんな結果が出るのか注視していきたいところ。

  • 先発の失点数は増えるのか?
  • 先発陣の投球数減少に伴うリリーフへの影響
  • 試合トータルでの失点

こういった観点でデータを収集していきます。

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