巨人にとっての鬼門神宮球場。
2018年最初の神宮での3連戦は3連敗に終わった。
残念な結果となってしまったが、神宮球場での巨人の成績はどのようなものになっているのだろうか?
神宮が鬼門と呼ばれるようになった2011年以降とその前年2010年の神宮球場での成績をまとめた。
巨人の神宮球場での対戦成績
2010年以降の神宮球場での対戦成績は以下の通りだ。
2010年 5勝5敗(ビジター全体6勝6敗)
2011年 1勝4敗2分(ビジター全体1勝9敗2分)
2012年 3勝4敗1分(ビジター全体5勝4敗3分)
2013年 2勝7敗(ビジター全体4勝8敗)
2014年 6勝4敗(ビジター全体7勝5敗)
2015年 3勝7敗(ビジター全体5勝7敗)
2016年 3勝7敗(ビジター全体3勝9敗)
2017年 6勝4敗(ビジター全体8勝5敗)
となっている。
勝ち越したのは2014年と2017年の2年だ。
神宮が鬼門と言われ出したのは2011年から。2011年の神宮での成績は1勝4敗2分だが、その1勝は神宮でのシーズン最終戦である9月4日。
シーズン開幕から、9月まで神宮球場で勝てなかったことが鬼門神宮と言われるようになった所以だ。
2010年までのシーズンはそれほど神宮での成績は悪くない。
2018年は神宮ヤクルトに苦労してしまうのか?
2017年シーズンは神宮でのヤクルト戦に勝ち越すことができたが、正直あまりにもヤクルトが弱すぎた。
年間96敗を喫してしまったチームである以上、勝ち越したというデータが意味をなすのかどうかは正直不透明だ。
そして、もう一つマイコラスの離脱が対神宮ヤクルト戦では大きな影響を及ぼす。
マイコラスの神宮球場での投球内容を振り返ろう。
[aside type=”boader”]- 2015年9月18日:6回3失点で勝利
- 2016年8月14日:8回1失点で勝利
- 2017年4月28日:6回無失点で勝利
- 2017年8月16日:7回無失点で勝利[/aside]
ご覧の通り、神宮球場では負けていない。
ビジターでのヤクルト戦での成績はよく、対ヤクルトのビジターでは圧倒的な戦力となっていた。
だが、2018年はマイコラスがいないため、神宮に強いピッチャーがいなくなってしまった。
神宮球場に強いピッチャーを新たに見つけ出す必要がある。
鬼門神宮に強い巨人のピッチャーはいるのか?
非常に残念だが、神宮に強いピッチャーはいない。
菅野・田口・野上が打たれたことで、他のピッチャーへの期待がかかるが、残念ながら、神宮でいい成績を残しているピッチャーはいない。
強いて言えば、2016年に神宮で勝ち投手を挙げている大竹寛になるのかもしれないが、そんなにいい成績を残しているわけではないので、期待するのは難しい。
「山口俊はどうだ!」と思い調べてみたが、2桁勝利を挙げた2016年シーズンの神宮球場での成績を見てみると、2戦2敗で6回3失点以内のQSも両試合ともに達成していない。
まとめ
鬼門神宮に強い先発ピッチャーは今の巨人にはいない。
次の神宮での試合は7月になるので、そこまでにホームゲームや地方球場の試合でヤクルトには勝っておきたいところだ。
救いは「ヤクルトの鬼門が東京ドーム」であること。
巨人の神宮球場での対戦成績以上にヤクルトの東京ドームでの成績は悪い。
なので、対ヤクルトはホームゲームで大きく勝ち越し、ビジター分の貯金を作っておきたいところだ。