どうも、激アツプロ野球人です。
今回は「野村克也野球論集成」について。
この本はこれまでの野村克也氏の野球理論の集大成としてまとめられた一冊です。
2017年4月に発売された本で、内容はかなり難しめ。
ただ、野球ファンであれば、知っておきたい点がふんだんに盛り込まれています。
そんな「野村克也野球論集成」の中身を全て出すわけにはいきませんが、今回はその本の中で、称賛された選手達を紹介します。(称賛された選手はあまり多くない)
野村克也野球論集成で称賛された選手~近年の選手編~
まずは現役選手で称賛された選手を紹介します。
上原浩治
上原浩治の内角を攻める「ゴメン」の意識を絶賛し、本の中で紹介しています。
内角を攻めるのは怖いことであり、簡単なことではありません。しかし、「当てたらゴメン」で投げているという上原の意識を評価していました。
また、上原に関しては、2005年の金本との勝負も本書で紹介されており、上原に対する高い評価が伺えます。
片岡治大
野村氏が楽天時代の監督をしていた時に、最も嫌だった走者として、元西武の片岡治大を名前を挙げています。
野村氏が監督をしていた時に、最も動きが読めなかったのが片岡で、盗塁すると思った時にせず、反対に盗塁しないと思った時にするという片岡への高い評価が書かれています。
本署ではランナーは「右目でピッチャーを、左目でキャッチャーを見よ」と野村氏が語っており、それを体現したかのような選手が片岡だったとのこと。
片岡は楽天の監督だった野村氏にとって、かなり厄介な存在だったことが伺えます。
野村克也野球論集成で称賛された選手~昔の選手編~
榎本喜八
野村氏に最も選球眼がよかった男として評されたのが榎本喜八。
ボール一個分外れていると全く手を出さず、ストライクボールは手を出してくるという厄介さを野村氏は語っています。
ボール1個分の出し入れさえも見極めてしまう榎本喜八。
野村氏大絶賛のバッターです。
長嶋茂雄
やはり、長嶋氏は読めないバッター。
長嶋茂雄氏に対して、「スライダー行くよ」とつぶやいた後、投じたストレートをホームランにされた時に、「投げる前に球種を行っちゃ駄目よ」と言われた話は鉄板。
相手を欺こうとしても、通用しないのです。
ただそれ以上に称賛していたのは練習量の多さ。長嶋氏の練習量の多さを称賛していた野村さんでした。
野村克也野球論集成~まとめ~
野村克也野球論集成では、このような選手が称賛されていました。
この本は内容も濃く、読み終わるのに合計5時間ぐらいかかりました。
かなりかかった方です。
しかし、その中身の分だけ、内容も深く、難しいです。2016年の野球まで網羅されています。
野村克也氏の野球論の集大成!押さえてかないと損です!!
里崎智也さんの 捕手異論もようやく読めました。また今度書きたいと思います。
こちらは最近の野球への疑問点が毒舌込みで、書かれていて頭にスッと入ってきました!