さて、プロ野球も交流戦の時期が迫ってきました(まだ結構ありますが・・・)
交流戦はリーグ優勝する上では重要で、ペナントレースの行方を大きく左右します。過去には交流戦をきっかけに大失速してしまった球団も・・・
そんな交流戦ですが、順位の決め方は結構複雑です。
勝率順に順位が決まりますが、交流戦は試合数が少ないので、勝率が同じになることも・・・というわけで、今回は交流戦で勝率が同率になった場合の順位の決め方をまとめました。
[aside type=”boader”]巨人戦主催試合をネットで見る→Hulu GIANTS LIVE STREAM(GLS)
[/aside]交流戦同率の場合の順位の決め方
交流戦での順位は勝率によって決まります。
しかし、同率となった場合はどうなるのでしょうか??
その場合の順位決定ルールは
- 勝利数
- 当該チーム間の直接対決の成績
- TQB
- ER-TQB
- チーム打率
- 前年度交流戦の順位
の順で決まります。
大抵は当該チーム間の直接対決の成績で、決着がつきますが、上記の順番で、交流戦の順位が決定します。
[aside type=”orange”]TQB:得点÷攻撃イニングー失点÷守備イニング[/aside] [aside type=”orange”]ER-TQB:対戦球団の自責点による得点÷攻撃イニングー自責点÷守備イニング[/aside]2017年は直接対決の結果で、優勝が左右された
2017年の交流戦は1位のソフトバンクと2位の広島が同率でした。
なので、次に勝利数で順位を決定するわけですが、2017年のソフトバンクと広島は勝利数も同じ。
そうなると、次の順位決定基準は直接対決の結果です。ソフトバンクvs広島の直接対決の結果はソフトバンク2勝、広島1勝でした。
それに伴って、交流戦優勝はソフトバンクとなり、広島が2位となりました。
では、直接対決の結果も、1勝1敗1分で、優劣がつけられない場合はどのように順位決定がなされるのでしょうか!?
その際に用いられるTQBとER-TQBについて、説明していきます。
TQB
勝利数と直接対決の成績が同じだったの場合、TQBという値で順位が決定します。
具体的にTQBを用いて、順位を決定していきましょう。
- 100イニング46得点。100イニング38失点(Aチーム)
- 95イニング50得点。95イニング50失点(Bチーム)
この2つのチームが同率で、勝利数、直接対決の成績ともに同じであるとします。
TQB:得点÷攻撃イニングー失点÷守備イニングなので、
Aチーム:46÷100−38÷100=0.8
Bチーム:50÷95−50÷95=0
となり、Aチームが上位となります。
ER-TQB
TQBの値が同じである場合、ER-TQBという値を用いて、順位が決定されます。
ER-TQBは相手の自責点による得点なので、単純な得点とは違います。相手のエラー絡みでの得点は除外されると考えましょう。
例を端的にあげると、エラーが1イニングに10個出て、ノーヒットで5点取っても、ER-TQBでの得点は0点となるということです(実際にこんなことはないでしょうが)
計算方法は上記のTQBとほぼ変わらず、「得点」を「相手自責点による得点」に変えるのみとなります。
チーム打率と前年度の順位
ここまでやると、さすがに同点ということはないでしょうが、ER-TQBで決着しない場合はチーム打率で、順位を決定します。
そして、そこでも順位が決まらない場合は前年度の交流戦の順位で決まります。
交流戦同率の場合の順位の決め方〜まとめ〜
交流戦の順位の決め方は上記の方法で決まります。
全てを見ていくと、非常に複雑ですが、知っておくと、他の人に自慢できたりもする!?かもしれません。
交流戦の順位の決め方を知らない人がいたら、決め方を教えてあげましょう笑
[aside type=”boader”]巨人戦主催試合をネットで見る→Hulu GIANTS LIVE STREAM(GLS)
[/aside]