2017年8月13日阿部慎之助が2000本安打を達成!!
2001年から、巨人のスタメンに名を連ね、以降ずっと巨人の中心選手。
4番として、キャッチャーとして、キャプテンとして、チームを引っ張った。
そんな阿部慎之助だが、2000本安打を放ち、当然その打撃に注目が集まるが、それは各新聞・メディアにお任せて、ここでは「キャッチャー阿部の守備力」に注目したい。
・キャッチャー阿部慎之助の守備成績
キャッチャー阿部の守備成績だ。
2001 試125 失策4 捕逸6 守備率.996 盗塁阻止率.353
2002 試126 失策6 捕逸9 守備率.994 盗塁阻止率.400
2003 試93 失策7 捕逸4 守備率.992 盗塁阻止率.361
2004 試108 失策2 捕逸4 守備率.998 盗塁阻止率.321
2005 試98 失策8 捕逸1 守備率.991 盗塁阻止率.264
2006 試128 失策3 捕逸7 守備率.997 盗塁阻止率.443
2007 試139 失策8 捕逸8 守備率.993 盗塁阻止率.286
2008 試122 失策4 捕逸4 守備率.996 盗塁阻止率.367
2009 試107 失策4 捕逸4 守備率.995 盗塁阻止率.325
2010 試137 失策1 捕逸7 守備率.999 盗塁阻止率.371
2011 試112 失策2 捕逸3 守備率.998 盗塁阻止率.328
2012 試116 失策7 捕逸1 守備率.992 盗塁阻止率.351
2013 試119 失策1 捕逸5 守備率.999 盗塁阻止率.368
2014 試111 失策1 捕逸3 守備率.999 盗塁阻止率.273
2015 試25 失策0 捕逸0 守備率1.000 盗塁阻止率.500
※ 出場試合数はキャッチャーとしての出場試合数
これだけではわからないので、2016年のレギュラーキャッチャーの守備指標もまとめた。
・2016年キャッチャーの守備指標(100試合以上出場)
石原慶幸 試106 失策1 捕逸3 守備率.998 盗塁阻止率.333
中村悠平 試106 失策3 捕逸6 守備率.996 盗塁阻止率.265
小林誠司 試129 失策6 捕逸4 守備率.994 盗塁阻止率.356
杉山翔太 試101 失策4 捕逸1 守備率.994 盗塁阻止率.327
戸柱恭孝 試124 失策10 捕逸8 守備率.989 盗塁阻止率.200
鶴岡慎也 試103 失策1 捕逸3 守備率.998 盗塁阻止率.121
大野奨太 試108 失策2 捕逸4 守備率.997 盗塁阻止率.310
田村龍弘 試129 失策3 捕逸5 守備率.996 盗塁阻止率.306
炭谷銀仁朗 試117 失策6 捕逸4 守備率.992 盗塁阻止率.317
・守備力も高いキャッチャー阿部慎之助
阿部慎之助の守備成績を見てみると、失策と捕逸が多い年はある。
しかし、捕手のレギュラーとして過ごした最後の2年(2013年、2014年)の数値は2016年のレギュラーキャッチャーの守備成績と比べても、遜色ない成績。
非常に高い守備レベルを示している。
盗塁阻止率も、ほとんど3割台で安定していて、2016年のレギュラーキャッチャーとほぼ同格。そこに、強力な打撃が加わるのだから、他球団にとっては脅威のキャッチャーであったと言える。
・2000本安打達成阿部慎之助のキャッチャー守備まとめ
阿部慎之助の2000本安打達成で、阿部の打撃力に注目が集まるが、その裏にはキャッチャーとしての守備能力があったことを忘れてはいけない。
しっかり打てて、しっかり守れる阿部慎之助。
阿部が再びキャッチャーをする日はもう引退試合ぐらいでしか可能性はないのだろうが、私は「キャッチャー阿部」をもう一度見たいと願っている。