巨人打線が交流戦最後になって好調です。
ソフトバンク戦で勝ち越し、ロッテ戦では2試合連続8得点。
突然の打線爆発には何があったのか!?
・粘るタイプのバッターが現れた
粘って四球を取るタイプのバッターが現れた。
これが打線にいやらしさをもたらしている。
2番山本。
初球打ちは必要不可欠だが、粘るバッターが一人いるとだいぶ打線の形が変わる。
3番坂本の前で、山本が粘れば、体力・精神力が削られた状態で、ピッチャーは坂本に対峙する。
この意義は非常に大きい。
かつての2番松本の粘りを思い起こさせる。
今日の山本は1,2塁間にゴロヒットを打った。
素晴らしいバッティングだ。
痛烈なライナーの1,2塁間よりも価値がある。
いい当たりのライナーが取られてしまえば、元も子もない。
内容的にはいい打席かもしれないが、結果は三振と変わらないからだ。
ゴロでヒットを狙うことが必要な場面で、ゴロでヒットを打った。
改めて、素晴らしいヒットだ。
・長野久義の復活で、打線が固定
1番に長野を置いても、6番に陽。
1番に陽を置いても、6番に長野。
長野の復活が何よりも大きい。
これで、1~6番まで繋がりが生まれる。
かなり分厚い打線だ。
開幕からかなり長い間、長野が不調で、6番が固まらず。
1~2番も全く機能しなかった。
ここにきて、1~6番の形が見えてきたことは非常に大きい。
この形を維持できれば、チームは上昇気流に乗ることができるだろう。
・7月終了時には貯金を!
オールスターまでに勝率5割を!
と言いたいところだが、現実的には厳しい。
だが、7月終了時に貯金を作ることは十分に可能な数字だ。
あと1ヶ月ほどの時間をかけて、借金を返済し、貯金を持った状態で、8月を迎える。
これが理想形だろう。
優勝するという意味では今年はもう他力本願だ。
広島や阪神が勝ち続ければ、優勝は不可能。
広島・阪神の負けが込むような状況でないと、逆転はできない。
クライマックスシリーズと言う意味ではまだまだ可能性がある。
目の前の1試合1試合に勝ち、8月に入る頃には借金を返済し、まっさらな気分で勝負に挑む。
それに期待したい!