2016年オフトレードで巨人から日本ハムに移籍した大田泰示。
その大田が巨人戦で、大爆発しました。
大田の今シーズンは6月11日時点で、キャリアハイのホームラン8本を放つ等、大活躍。
なぜ巨人時代に活躍できなかったのでしょうか?
大田泰示の巨人時代と日本ハム時代に迫っていきます。
なぜ大田泰示は日本ハムで覚醒したのか?
大田泰示がなぜ日本ハムで覚醒したのかを順を追って、まとめました。
2016年巨人最終年の大田泰示
まずは巨人最終年の大田泰示から。
2016年大田は交流戦で、大谷翔平からホームランを放ちました。
その直近の試合でも、右中間にフェンス直撃のツーベースを放つ等大活躍。
2016年シーズン、大田が一番活躍した期間でしたが、日本ハム戦以降は調子を落とし、登録抹消。
その後も、何度か一軍昇格を果たしたましたが、打撃で結果を残せず。
2016年は打率.202 4本塁打 13打点で、シーズンを終えました。
大田泰示の課題はメンタル面に?
大田の課題はメンタル面。
前述の日本ハム戦。その初戦の最終回大田はレフトの守備で、メンタル面の課題が垣間見えました。
1点差の9回守護神澤村が崩れ、3つの四球で、2アウト満塁のピンチを招き、バッターは谷口。
そして、谷口の放った打球がレフトへ。
レフトやや後方の比較的やさしいライナー性の打球でしたが、大田の足は動いておらず。。。
かなり危なっかしい取り方で捕球し、ゲームセットになったものの大田の動きからわかったことがありました。
「メンタルがかなり動きを窮屈にさせている」
上手い外野手はかなり動きが軽快。
巨人に移籍してきた陽岱鋼なんかを見ると、捕球の際、かなり余裕があります。
しかし、大田の場合は動きが固まってしまっていました。
その場面以外の打球はあそこまで動きが硬いということはなかったので、明らかにメンタル面の問題。
試合終了を決めるというプレッシャー、取れなかった場合、逆転されるというプレッシャーから、捕球の動きが悪くなってしまったのだと推測されます。
大田泰示は巨人では育成が無理だった
巨人には育成は無理でした。
大田に関して言えば、メンタル面での重圧を最大限に落とすことがなにより重要でしたが、巨人ではそれは難しいのが事実です。
ちょっと悪いプレーをすれば、メディアやファンは黙っていない。
それを和らげるものがあれば、変わったかもしれないが、巨人ではそれが難しいと言わざるを得ないでしょう。
成績を残せなければ、入れ替えが行われる。その方針が大田には合っていなかったように思えます。
選手には2つのタイプ〜大田泰示は?〜
選手には2つのタイプがある。
- 「安定した起用によって、メンタルが安定。または意気に感じて、活躍するタイプ」
- 「刺激を何かしらの形で与えた方が活躍する選手」
巨人は1軍2軍の入れ替えが盛んで、安定した起用はずば抜けた成績を残さない限り、スタメン定着はないといってチーム。
「安定した起用によって、意気に感ずるタイプ」の選手は力を発揮することが難しい環境であった。
残念ながら、大田には合っていなかったのである。が、選手個々に応じて、いろいろな対応があっていいはずだ。
なぜ大田泰示の2018年シーズン日本ハムで覚醒?
2017年シーズン日本ハムでこれまでのキャリアハイとなる成績を残した大田泰示。
2017年シーズンは118試合に出場し、打率.258 15本塁打 46打点という成績を残しました。
そんな大田泰示の活躍は2018年になっても留まることをしりません。
2018年シーズンは開幕から、ホームランを連発し、ホームランキングを争えるほどの勢いです。
思い切って迷いなく振れる環境になったことが非常に大きく、大きな豪快なスイングを続けています。
持ち味を存分に出せているので、好不調の波はあるにせよシーズン通して、その持ち味を出し続けて欲しいです。
まとめ~なぜ大田泰示は覚醒?~
大田泰示のプレーはプレッシャーがかかる場面だと躊躇した様子が伺えました。
それではプロ野球選手としては弱いという意見があると思いますが、自分の適した場所で、いい成績を残せればそれでいいのではないかと思います。
大田泰示の今後の活躍に期待します。