プロ野球は毎年、目に見える形、目に見えない形で進化しています。
そんなプロ野球で近年言われているのが2番打者最強説。
特にDH制のないセ・リーグでは2番の重要性が高まってきています。
・過去2年の2番共通点
過去2年の優勝チームを見ると、1番よりも2番の打率の方が上。
その内訳をみると・・・
1番
上田・・・.263 1本塁打 19打点
比屋根・・・.230 3本塁打 9打点
2番
川端・・・.336 8本塁打 57打点
1番
田中・・・.265 13本塁打 39打点
2番
菊池・・・.315 13本塁打 56打点
1番が打って、2番が繋ぐというスタイルに変化が生まれてきているのでしょうか?
1番よりも、2番の方が打率が上。
従来までならば、1番の方が打率が高く、2番はつなぎに徹するという形。
しかし、過去2年を見ると、1番よりも2番の方が打つ。
これがなかなか興味深いところだ。
・2番強打者の有効性
2番にいい打者を置いた方がいいというのは主軸を前に走者をとにかく出すという考え方に基づいています。
初回の先頭バッターが出れば、更に打ってチャンス拡大。
先頭バッターが出なかったときも、2番にいい打者を置けば、期待がもてる。
そんな効果があります。
ここ数年日本野球でも、その考え方が浸透してきており、パ・リーグでは2番ペゲーロが誕生。
過去を振り返ると、古田監督時代のヤクルトも、2番リグスが爆発的でした。
・2番強打者は広まるか
2番に強打者を置く考えがあると言っても、2番には繋ぎのバッターを置くチームの方が多め。
しかし、ここ数年続いている2番強打者の流れがどんどん加速していくと私は見ています。
その理由は至ってシンプル。
打つバッターに5打席回ってくる可能性があるなら、上位で打たす方がいいという考えが広まる気配だからです。
その考えが広まるスピードは今年の楽天次第。
2番ペゲーロが後半戦まで、威力を発揮すれば、2番強打者は一気に増えていくことでしょう。
2番に助っ人外国人がズラリ!!!
という事態が起こりうる。
・まとめ
野球の打順は答えがあるようでないもの。
これからも、驚くような打順が生まれるかもしれません。
打順に正解はありません。