巨人の新外国人カミネロがフリーバッティングに登板しました。
フリーバッティングでは重信と対戦!
そのピッチングに迫ります。
・ブルペンでのカミネロのコントロールは上々
カミネロはキャンプイン早々ブルペン入り。
首脳陣にアピールしました。
解説者の評価では、「意外とコントロールがいい」
というものでした。
少なくとも、ストライクゾーンにはコントロールできるレベルだという評価。
実戦でどうかというところに焦点が移っていました。
・フリーバッティングのカミネロはコントロールの悪さを露呈
本日のフリーバッティングを見た印象としては、コントロールが悪かったと言わざるを得ません。
まだ調整段階で、これから状態が上がっていくとは思いますが、ほとんどがシュート気味に抜ける球でした。
メジャーリーグ時代から、シュート気味にボールが抜けることが多かったカミネロ。
その傾向がフリーバッティングでも、見て取れました。
やはり、実際に打者が立つと、違います。
ブルペンのようにはいきませんでした。
・カミネロの球は速いが・・・
カミネロの球は確かに速かったです。
まだ2月の中旬で、メジャー方式で行けば、キャンプインしてないシーズンで、体ができていないにも関わらず、力強い球を投げていました。
ただ、低めの若干動く球や若干沈む球に、重信が反応してなかったのは気がかりです。
低めのツーシームなのかスプリットなのかよくわかりませんでしたが、その球に対する重信の反応がなく、効果的な変化球になり得るのかが見えてきませんでした。
今回の登板では答えが掴めなかったというのが正直なところです。
・ストライクさえ取れれば
カミネロの場合、新外国人なので、オープン戦には一軍帯同し、登板機会もある程度確保されるでしょう。
そこで、ある程度の結果を出さなければいけませんが、ノーコンだとどうしようもありません。
日本では簡単にストレートで三振が取れるわけではありません。
日本のバッターはピッチャーの球が160キロ出ようと、追い込まれればファールできます。
粘れます。
それに耐え得るだけのコントロールがあるのか?
これが今後のカミネロの一番の課題です。
3球、4球ファールで粘られても、ストライクを取り続ける能力。
これが日本では求められます。
カミネロはウイニングショットとなる変化球があれば活躍できる
球が速いだけではダメです。
日本の場合、ストレートがいくら早くても、ストレートだけで打ち取ることはできません。
決めに行く変化球が必要です。
カミネロはスプリットがあるとのことですが、
そのスプリットで三振を取ることが全く出来なければ、日本で活躍はできないでしょう。
逆に、どんどん三振を取れるのであれば、少々コントロールが荒れても、日本で活躍できるでしょう。
かつて、巨人にクルーンという剛速球投手がいました。
とても、球速が速かったですが、クルーンの持ち味はフォークボール。
クルーン本人も、フォークの方が自信があるというほどのフォークボールがありました。
クルーンのスピードも速かったですが、そんなクルーンでも三振が取れる変化球を持っていたのです。
カミネロにも、そのような変化球が求められます。
次の紅白戦。その後のオープン戦ではカミネロの変化球に絶対注目です!!!