今回は変化球について。
最近のプロ野球は本当に変化球の種類が多くなりました。どの球種を投げているのか簡単に見分けがつかないほど、今は変化球の種類が多種多様です。
そこで、今回は変化球の種類を総まとめ!!
変化球の種類はどのようなものがあるのか?どのように投げれば曲がるのか?をまとめました。
- 1 プロ野球選手が使う変化球・球種一覧
- 2 野球の変化球一覧1. スライダー
- 3 野球の変化球一覧2. カットボール
- 4 野球の変化球一覧3. シュート
- 5 野球の変化球一覧4. ツーシーム
- 6 野球の変化球一覧5. ワンシーム
- 7 野球の変化球一覧6. フォーク
- 8 野球の変化球一覧7. チェンジアップ
- 9 野球の変化球一覧8. スプリット
- 10 野球の変化球一覧9. ナックル
- 11 野球の変化球一覧10. パーム
- 12 野球の変化球一覧11. カーブ
- 13 野球の変化球一覧12.ナックルカーブ
- 14 野球の変化球一覧13. シンカー
- 15 野球の変化球一覧14. スクリュー
- 16 変化球を勉強するには!?
- 17 変化球の種類一覧まとめ
プロ野球選手が使う変化球・球種一覧
変化球を一覧にしてみました。(左投手と右投手では反対になります)
スライダー | 右投げなら左、左投げなら右に曲がる |
カットボール | スライダーより小さく曲がる。球速がスライダーより速い |
シュート | 右投げなら右、左投げなら左に曲がる |
ツーシーム | シュートに近い軌道。若干沈む傾向がある |
ワンシーム | ツーシームより変化量が大きくなる傾向。沈む傾向にあり。 |
フォーク | 落ちるボール |
チェンジアップ | ストレートと球速差があり、緩やかに沈む |
スプリット | フォークより速く鋭く沈む |
ナックル | 揺れながら落ちる変化球 |
パーム | 遅く独特な軌道で落ちる |
カーブ | 球速は遅く、軌道で浮き上がってから沈む |
ナックルカーブ | ナックルような握りで投げるカーブ |
シンカー | 右投げなら右下、左投げなら左下に落ちる |
スクリュー | シンカーに近いが、左投手の時によく使う |
ストレートは球種の0個目として、紹介します。
では、ここからはどんな変化球があるのかを見ていきましょう。
野球の変化球一覧1. スライダー
スライダーは右投手の場合は左に、左投手の場合は右に曲がります。
すなわち、利き腕の反対の方向に曲がる変化球です。真横に曲がるわけではなく、若干落ち気味で曲がることが多め。
球速はストレートからマイナス15kmほどが基本となります。
前田健太投手スライダーの投げ方
前田健太投手がスライダーの投げ方を公開してくれています。
かなり細かい部分までわかるので、スライダーを磨きたい方は必見です。
平良海馬選手のスライダー
山岡泰輔選手のスライダー
野球の変化球一覧2. カットボール
スライダーと同方向に曲がる変化球ですが、スライダーよりも曲がりが小さく、球速がスライダーよりも速いです。
相手バッターの芯をずらす目的で、主に使われ、カウントを取る球やゴロを打たせる球として使用されます。
ダルビッシュ有投手のカットボール講座
ダルビッシュ有投手が得意のカットボールを伝授してくれています。
川上憲伸投手のカットボール講座
カットボールの使い手川上憲伸投手もカットボールを教えてくれています。
野球の変化球一覧3. シュート
右投手の場合は右に、左投手の場合は左に曲がる変化球。すなわち、利き腕の方向に曲がる変化球です。
主に打者のインコースを攻める時に使い、詰まった当たりを打たせたい時に使います。
吉見一起投手のシュート
ブルペンでの投球も見れるので、投球フォームの参考になりますね!
野球の変化球一覧4. ツーシーム
シュート同様の変化ですが、若干沈むのが特徴です。
球速はストレートとほぼ変わりません。
シュートと同様、打者のインコースを攻める時に使い、詰まった当たりを打たせたい時に使います。
ダルビッシュ有投手のツーシーム
2020年版のツーシームを解説してくれている動画です。
他にも変化球動画がたくさんありますので、詳しくはダルビッシュ有投手のYouTubeチャンネルをご覧ください。
山崎康晃投手のツーシーム解説
山崎康晃投手のツーシームは独特の軌道です。
フォークのように落差があります。
野球の変化球一覧5. ワンシーム
ツーシームに近い動きをしますが、ツーシームよりも沈む傾向にあります。
このボールも相手打者に詰まった打球を打たせたい時に使用します。
野球の変化球一覧6. フォーク
真下に落ちる変化球で、球速は140キロほどであることが多いです。
真っ直ぐきたボールがいきなり真下に落ちるので、バッターが空振りします。
主に空振りの三振を取りたい時に使い、決め球に使っているピッチャーは多いです。
このボールを失投すると、球威のないボールになってしまい、長打を打たれる危険性もあります。
吉見一起投手のフォーク解説
お化けフォークで有名の千賀投手に教えたフォークボールを伝授しています。
藤川球児投手フォークボール解説
野球の変化球一覧7. チェンジアップ
低めに落ちるが、フォーク程鋭くはなく、タイミングをずらすために使います。
プロのチェンジアップの球速は130キロ弱ほどになることが多く、バッターのタイミングをずらして、カウントを取ったり、三振を取る時に使用。
前田健太投手のチェンジアップ解説
2018年最も打たれなかったチェンジアップを解説してくれています。
成瀬善久投手のチェンジアップ解説
左投手には成瀬投手のチェンジアップ動画が公開されています。
野球の変化球一覧8. スプリット
フォークより球速があり、変化は小さめ。
速く鋭く落ちる変化球です。
フォークと同様に打者の三振を取る時に使いますが、球速は140キロを超えるものが多い。
上原浩治投手のスプリット解説
スプリットで打者を打ち取ってきた上原浩治さんの解説です。
野球の変化球一覧9. ナックル
揺れながら落ちるため、打者が捉えずらいボール。
投げるのも難しいため、実際に投げているピッチャーは少なめです。
野球の変化球一覧10. パーム
落ちるが、変化が不規則で、天候などの環境にも変化が左右されます。
投げるピッチャーは少なめです。
床田投手のパーム
床田投手のパームです。
なかなか独特な変化をしてますね。
野球の変化球一覧11. カーブ
斜めに曲がる変化球で、球速が遅め。打者のタイミングを外すのに有効な球です。
球速が遅いので、甘いコースに行くと、打者に長打を打たれる可能性が高めに。球速は110キロ〜120キロほど、100キロにも満たないスローカーブを投げるピッチャーもいます。
星野伸之投手のスローカーブ解説
伝説となっている星野伸之投手がスローカーブを解説してくれています。
斉藤和巳投手のカーブ解説
斉藤和巳投手もカーブを解説してくれています。s
野球の変化球一覧12.ナックルカーブ
変化自体はカーブと変わらないが、握り方が違う。打者のタイミングを外すのに有効な球。
五十嵐亮太投手のナックルカーブ解説
五十嵐亮太投手がナックルカーブを解説してくれています。
野球の変化球一覧13. シンカー
カーブとは反対方向に、鋭く落ちる変化球。球速は140キロほどのものが多い。
サイドスローやアンダースローの選手が投げることが多いが、2018年は菅野智之が習得を目指して、話題になった。
摂津正投手のシンカー解説
難しいシンカーを解説してくれています。
野球の変化球一覧14. スクリュー
シンカーとはほぼ同じ変化をするが、シンカーよりも、若干浮き上がってから落ちます。
山本昌投手のスクリューボール解説
山本昌投手がスクリューボールを教えてくれています。
変化球を勉強するには!?
変化球について、勉強するには本がオススメです。
最近ではかなりの本が出版され、多種多様ですが、その中から、おススメのものを紹介します!
今はYouTubeで様々な変化球解説があります。
自分に合う動画や本を見つけて、変化球をものにしていきましょう。
変化球の種類一覧まとめ
変化球の種類は年々多くなってきています。
プロ野球中継でも、球種を当てるのが難しいです。
しかし、変化球を理解しておくことで、野球がより楽しく見れますし、野球をやっている方は変化球を投げるようになったりします。
なので、変化球に関する知識をしっかり身につけて、より野球を楽しみましょう!!