陽岱鋼がFAで巨人へ!人的補償プロテクトリストと巨人への影響

      2017/10/15

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陽岱鋼が巨人へFA移籍!!

すでに、森福・山口の獲得、ケーシー・マギーの獲得は発表されていますが

陽岱鋼の獲得が巨人から発表されました。

そこで陽岱鋼のFA移籍に関すること(人的補償・プロテクトも含め)をまとめました.

まずは、FA制度についてから、紹介していきたいと思います。

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<FAとは>

         
        
FA(フリーエージェント)とは、いずれの球団とも選手契約を締結できる権利をもつ選手のことをいい、「国内FA」と「海外FA」がある。

「国内FA」は、NPB組織のいずれの球団とも選手契約を締結できる権利をもつ。

「海外FA」は、外国のいかなるプロ野球組織の球団も含め、国内外のいずれの球団とも選手契約を締結できる権利をもつ。

とNPBのサイトには書かれている。

自らが所属する球団でない球団とも、交渉して、移籍することができるのだ。

当然、球団側のアプローチがなければ、移籍できない。

去年、広島の木村省吾がFA宣言したものの、交渉に乗り出す球団が出てこなかったことが記憶に新しい。

このように、宣言すれば、好きな球団に移籍できる可能性はあるものの、どこの球団にも移籍できないこともある。また、FA宣言して、当初の所属球団に残留することも可能である(球団の方針にもよる)

<FA権を得るには>

これも、NPBによると

セ、パ各リーグの選手権試合期間中に145日以上出場選手登録されたシーズンを1シーズンとして計算し、

  • 合計8シーズンに達したときに「国内FA」となる資格を取得する。
    (ただし、2007年以降のドラフトで入団した大学生・社会人選手は、7シーズンで資格を取得する。)
  • 合計9シーズンに達したときに「海外FA」となる資格を取得する。

出場選手登録日数が145日に満たないシーズンがある場合は、それらのシーズンの出場選手登録日数をすべて合算し、145日に達したものを1シーズンとして計算する。

一度FAの権利を行使し、その後球団と契約した選手は、出場選手登録が4シーズンに達したときに「海外FA」となる資格を取得する。

すなわち、「国内FA」と「海外FA」の2種類があり、取得までの年数も異なるのだ。

ここに関しては上記の文章を読んで、理解するしかない

このようにして、FA権を取得した選手は、日本シリーズが終了した日の翌日から土、日、祭日を除く7日間以内に、FAの権利を行使するかどうかを表明する。

ということになっている。

日本シリーズ終了から、1週間なので、今年ももうそろそろFA権を行使する選手が出てくるだろう。

<FA人的補償とは>

FA権を得た選手と各球団は自由に交渉することができる。そして、複数球団からアプローチがある場合は、選手の意思によって、入団する球団が決定する。

しかし、FAされて選手が出て行ってしまった球団は、FAによって戦力が落ちることになる。

ここで、FA選手の前所属球団に与えられる権利がFAの人的補償だ。

その人的補償を使って、FA選手の移籍先球団から、1名(ここにも条件があるが後ほど説明)か金銭を受け取ることができる

これが人的補償だ。

要するに、選手が1人いなくなった分、1人取れるのである。

そして、必要だと思う選手がいない場合、人的補償ではなく、金銭補償を選ぶことができる。

しかし、人的補償はすべてのFA選手に当てはまらない。条件があるのだ

人的補償が発生する条件↓↓

各球団ごとに日本人選手の前球団の旧年俸順に上位3位までをランクA、4位から10位までをランクB、11位以下をランクCとランク付けされ、ランクAとランクBの選手が補償対象選手となる。

すなわち、日本人選手の年俸で上位10位以上の選手が他球団に移籍する時のみ人的補償が発生するのだ。

11位以下だと発生しない。人的補償(または金銭補償)が発生するのは、上位10位までである。

<人的補償で獲得できない選手>

このような人的補償制度であるが、どんな選手でも人的補償の対象になるわけではない。

ここにも制限がある。

下記にあてはまる選手は人的補償によって、獲得できないのだ。

① プロテクトした28名の選手
② 外国人選手
③ 直近のドラフトで獲得した新人選手

この3つに当てはまる選手は人的補償によって獲得できないのだ。

よって、人的補償によって、選手を獲得しようとする球団はこの3つにあてはまらない選手を獲得するか、金銭補償を選ばなければならないということになる。

しかし、金銭補償はFAで移籍していった選手の年俸分の半分の金額が最高である。

先程のランクによって決まり、ランクAは旧年俸の50%、ランクBは旧年俸の40%の金額を受け取れる。

そして、FA選手が2度目のFA権を行使して、移籍する場合、さらに受け取れる額は減る

なので、人的補償を選択するケースが多い。

<人的補償プロテクト名簿とは>

先ほど挙げた人的補償対象外の選手の中に「プロテクトされた28名」というものがあった。

この28名を名簿として、作成し、人的補償で選手を獲得する権利がある球団へ見せる。

そして、その名簿の中から、欲しいと思った選手を1人選び獲得するのだ。    
    

 ここまではFAについての概要でした。

ここからは陽補強についてと、人的補償プロテクトリストについて書いていきます。

・陽岱鋼のFA獲得は補強ポイントに合致する

今シーズンの巨人の戦いぶりから、巨人の補強ポイントは上位打線を打てるバッター

そして、センター・セカンドでした。

このポイントに合致する選手を育成するかFA等で獲得するかの二択を迫られていました。

セカンドはドラフトで、吉川尚輝を獲得。

楽天からトレードで柿沢を獲得しました

これら2選手に加え、山本・クルーズ・片岡・辻らが争うことになると思います。

そうなってくると、残るはセンターです。

センターで上位打線が打てる。

そこで、今回FA宣言をした陽岱鋼に白羽の矢が立ったのでしょう。

・陽岱鋼をFAで獲得した場合、若手の出場機会を奪い、若手の出場機会を作る

さて、相反する矛盾するようなタイトルになっていますが、意味があります。

まず外野手と言う点で見ると、陽岱鋼をFAで獲得した場合、立岡・重信・橋本といったあたりの出場機会がなくなってくるのは避けられません。

陽岱鋼・ギャレット・長野がスタメンになるでしょうから、この3人が怪我をするか、不振に陥らない限り、若手の出番はなくなってしまうのです。

しかし、その分セカンドの若手は起用しやすくなります。

1番に陽岱鋼が入ると、6番長野、7番ギャレットの流れにすることができ、これなら、2番に若手セカンドを起用しやすくなるのです。

逆に、陽岱鋼がFAで巨人に加入しなかったと仮定すると

1番に長野が入り、6番にギャレットが入る可能性が高いので、2番と7番が弱くなります。

仮に2番にセカンド吉川を入れる場合、7番は立岡か橋本、またはトレード加入の石川。

7番がやや力不足です。

それであれば、2番に立岡・橋本・重信らを入れ、7番はセカンドでクルーズを使うのが下位打線の破壊力という点から、ファーストチョイスになるでしょう。

すなわち

陽岱鋼が巨人に加入すると、「外野の若手の出場機会は減るが、セカンドの若手の出場はさせやすくなる」

陽岱鋼が巨人に加入しないと、「外野の若手は出場できるが、セカンドはクルーズの可能性が高まり、セカンドの若手の出場機会が減る」

ということです。

「FAで選手を取ると、若手の出場機会が減る」という意見があり、確かにそういう面もあります。

ただ、ここに書きましたように、短絡的な議論で片づけることはできません。

いろんな要素が混ざり合っています。

なので、そのいろんな要素をすべて見た上で、物事を判断していく。

それが大事だと思っています。

セカンドを育てるなら、陽岱鋼をFAで獲得

外野手を育てるなら、陽岱鋼をFAで獲得しない。

これが陽岱鋼獲得に対する私の考えでした。

・陽岱鋼FA獲得で、クルーズの開幕スタメンはほぼなくなった

陽岱鋼を獲得することが出来た場合、クルーズは来年完全に蚊帳の外に置かれると予測します。

陽岱鋼を巨人が獲得した場合の、来季の開幕スタメン予想を見て頂くと・・・

1 陽
2 ???
3 坂本
4 阿部
5 村田
6 長野
7 ギャレット
8 小林
9 投手

これが陽が入った場合の予想です。

陽は1番での起用。または6番あたりで起用になるかもしれませんが、いずれにしても、長野と入れ替わる程度になるでしょう。

そうなると、空いているのは2番セカンドのポジション。

ここにクルーズが入るのは極めて難しいです。

先ほども言いましたように、2番のクルーズはさすがにない可能性が高い。

このことから考えると

巨人フロントの一連の補強は、チーム戦力の底上げだけでなく、クルーズ外しの意図が明確に見て取れます。

・陽岱鋼FA獲得に対する人的補償プロテクト予想

山口俊のFA時にもありましたが、陽岱鋼もFA獲得した場合、人的補償が必要とのことです。

なので、今回も人的補償プロテクト予想をしてみました。

【巨人人的補償プロテクト予想】

投手【17名】

澤村、菅野、桜井、宮國、田原、戸根、高木勇、田口、森福、吉川光、山口俊、中川、平良、内海、大竹、山口鉄、杉内

捕手【2名】

小林、宇佐美

内野手【4名】

坂本、阿部、村田、岡本

外野手【5名】
長野、亀井、重信、立岡、橋本

と予想しました。

非常に難しい判断です。

ここに入っていない選手では

投手では、江柄子、西村、長谷川、今村
捕手では、實松、相川
内野では、寺内、吉川大、脇谷、片岡、中井、山本
外野では、松本、堂上、石川慎吾

らを予想しますが、石川は日本ハムからトレードされたばかりなので、戻ることはないでしょう。

とにかく、巨人からは2名人的補償で流出する可能性が大です。

残念ですが、これがFA人的補償制度ですから、仕方ありません。

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・FA人的補償プロテクトリストは最後まで明らかにならない

巨人のプロテクトリストについて、予想してきましたが

結局のところ、誰がプロテクトされて、誰がプロテクトされなかったのかは、最後までわかりません。

プロテクト名簿を知ることが出来るのは、当事者球団のお偉いさんだけです。

ほとんどの人は永遠にしることができないのです。

我々がただ一つわかることは、「移籍した選手はプロテクトされていなかった」

ということだけです。

それだけはわかります。

・過去巨人のFA人的補償。

・大竹寛のFA人的補償「一岡竜司」

2014年、FAで巨人に入団した大竹寛

その人的補償として広島に移籍したのは一岡竜司でした。

一岡は広島に移籍してから、セットアッパーとして活躍。

一方、大竹も巨人移籍一年目で9勝を挙げるなど、活躍した。

一岡と大竹のどちらがよかったのかという議論がなされるが、インパクトがあったのは一岡だ
ろう。

ただ、2016年は大竹の方が頑張ったと思う。

片岡治大のFA人的補償「脇谷亮太」

2014年、FAで巨人に入団した片岡

その人的補償として西武に移籍したのが脇谷亮太だ。

脇谷は西武時代の2015年に打率.294の活躍を見せた。

その後、脇谷は巨人に帰ってきたが、打率は2015年の半分ぐらいになったことは言うまでもない。

・石井一久のFA人的補償「福地寿樹」

福地は石井一久がヤクルトから西武に移ると、FA人的補償でヤクルトに加入

1番バッターを務めるなど、選手人生の中でもトップの活躍をした。

盗塁王にも輝くなど、持ち前の俊足をいかんなく発揮!

人的補償での移籍後に最も活躍した選手といっていいかもしれない

それぐらいヤクルト加入後は大活躍した。

・豊田清のFA人的補償「江藤智」

2005年オフ、豊田がFAで西武から巨人に移籍すると、その人的補償として江藤智が放出された。

豊田は巨人でもリリーフとして活躍したが、江藤は西武移籍以降あまり活躍できなかった。

また、江藤は巨人にFAで移籍してきており、FA移籍した選手がFA人的補償の対象になるのは初めてのことだった。

・門倉健のFA人的補償「工藤公康」

工藤もFAで巨人に移籍してきたが、人的補償の対象になった

江藤に続いて2人目である。

成績はというと、門倉・工藤共に一軍で登板する機会はあったもののパッとはしなかった。

工藤は横浜で中継ぎに回り、門倉は一軍ローテ定着が期待されたものの定着できず・・・

先発と中継ぎを行ったり来たりする巨人時代であった。

このFAは成功と言えたのだろうか?

寺原隼人のFA人的補償「馬原孝浩」

寺原がFAでオリックスからソフトバンクに移籍する際の人的補償で、オリックスに移籍することになったのが馬原だ。

かつて守護神を務めたこともある馬原の流出は少なからず衝撃があった。

両者の移籍後の成績はというと、寺原がパッとしない

馬原は移籍2年目の2014年に55試合に登板。活躍した。

それ以外の年ではあまり活躍できなかったが、人的補償の選手としては十分の活躍と言えるだろう。

一方、ソフトバンク移籍後の寺原は一年間フル回転した年がない。

もともと1年間フルに働いたことが少ないピッチャーだが、ソフトバンクに移籍してからも、そのような年が続いている。

・相川亮二のFA人的補償「奥村展征」

2014年オフ、相川はFAで巨人に移籍した。

そして、プロテクト名簿から漏れ、人的補償となったのは奥村である。

奥村は移籍当時、高卒1年目を終えたばかり(巨人田口と同じ世代)

その移籍には賛否両論起こった。

長々と書きましたが、いかがだったでしょうか??

FAも奥が深く、人的補償・プロテクト、その他いろいろとあります。

それを理解すると、野球がもっと面白くなるかもしれません。

    
    

    
    
    
    
   




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